前略、セチガラ山より。

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安いストーリーは逆効果、羽根が好きなら羽根だけ喰ってろ、みたいな話

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最近はモノよりコトの時代で、ストーリーを共有する時代なんていわれますよね。利用者、ユーザー、読者、視聴者は、対象物の周辺にある事象とか歴史とか、輪郭を色濃く描けるものを消費する時代であると、そういう話です。

で、そういう話がそれこそインターネットとかソーシャルとか拡散型の場所にはたくさん落ちているんですけど、三文ストーリーはむしろ逆効果って当たり前の話は本質過ぎて誰も共有しませんよね。

面白いのは本当のことより、拡散しやすい耳障りのいい言葉。これこそ大衆化の正しいあり方だと思います。

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先日、開店したばかりの飲食店がその店の餃子の歴史について能書きを食べログで表明。秘伝のレシピで作った羽根付き餃子なんだそうです。ま、バラしてもしまうと大阪王将って店の新業態なんですが、餃子+ビールなその店は、台湾ませそばと牛肉水煮(四川の定番料理)も名物というごった煮店舗。大阪王将のらーめん花月っぷりが残念でありません。

この店の何が面白いって、元々おいしい餃子店は羽根付きが多かった→それを自宅で再現したい欲求→羽根付きレシピが広がる→家庭で人気→餃子専門店がわざわざ羽根をつけた。という流れです。

本質的に味とは関係ない「羽根付き」が一人歩きし、羽根付き ⩽ 美味しいとなりました。言うまでもありませんが、羽根は片栗粉か小麦粉ですから、ありがたがるほどの何かはありません。

おそらくこれってコトとか、ストーリーとかいう言葉が一人歩きして、結局のところ本筋からずれてきているからだと思うのですが、次の新しいキーワードが出てくるまでは使われるんだろうなと。

最後に大阪王将の名誉のために言っておきたいのですが、大阪王将は餃子の天津飯もから揚げもチェーンとしてはレベルが高い美味しさです。見せ方の巧みさでは際コーポレーションの方が優っていますが、味は大阪王将の方がうまい。際はかつて紅虎餃子やちょもらんま、万豚記など積極展開しており、最近はタイガー餃子をプッシュしている外食チェーンです。キレイめだけど従業員に気合いが入ってない店が多いのが特徴で、気合いのなさが味にのっています。なお、会長の中島さんは超気合いの人。

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